消えた温泉郷の深夜バス~闇夜に響く警告の汽笛~
健太と達也は、温泉郷を訪れていた。
深夜、バス停に戻ると、暗い道に深夜バスが停車していた。
「乗ろうぜ、これで宿まで戻れる」と健太が言い、二人はバスに乗り込んだ。
車内には、運転手以外に乗客がいない。
「なんか、変だな」と達也が言い、周りを見渡すと、バスの窓には無数の手形がべったりとついていた。
運転手に尋ねようと前方へ向かうと、運転手は顔を伏せてハンドルを握りしめていた。
「すみません、次の停留所で降りたいんですけど」と声をかけたが、運転手は反応しない。
その瞬間、達也は運転手の顔に目を留めた。
「おい、健太、逃げろ!」運転手の顔は真っ白で、口からは赤黒い液体が垂れ流れていた。
バスの車内には、不気味な笑い声が響き渡り、健太と達也は必死にバスから飛び降りた。
翌朝、二人は無事に温泉郷の宿に戻っていたが、昨夜の深夜バスは実在しないものと判明した。
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